以前「鬼速PDCA」の本を紹介しました。
そこでPDCAサイクルをまわす重要性について書きましたが、実際にやってみて、「鬼速PDCA」の実践は意外と考えることも多くてハードルが高いと感じました。
もっと、手軽にできる分かりやすいPDCAサイクルのやり方はないかな?
と思っていたところ、森GODさんのブログのこの記事で「PDCAノート」の本が紹介されていたので読んでみました。
たしかに、分かりやすかったです!
PLAN(計画)
DO(実行・実績)
CHECK(評価・気づき)
ACTION(改善策)
のサイクルをまわしていくのがPDCAサイクルなのですが・・・
多くの人はPDDDDDになってしまい、
振り返りと改善ができていません。
P(計画)なしで、いきなりやみくもにDO(行動)をしてしまったり、P(計画)はするけども、DO(行動)ができないパターンもあるかもしれませんね。
いろんなパターンがある中で、そのすべてを実践してPDCAサイクルをまわしていくためには、
1、見える化 PDCAを視覚化する
2、仕組み化 PDCAをまわす仕組みを作る
3、習慣化 PDCAをまわすことを習慣化する
というルールを作ることが本書では推奨されています。
そのために使うツールが本のタイトルにもなっている「PDCAノート」です。
PDCAサイクルをまわすためのノートを作成して、そのノートにPDCAを書いて進めていくのです。
【ポイント】
1、PDCAノートを作って毎日書く
PDCAを行う頻度は毎日にするのがベターだそうです。
毎日やることで習慣化もしやすいですし、週1回のPDCAに比べて7倍のスピードで成長していくことができます。「鬼速PDCA」では、週2回の振り返りが推奨されていましたが、あれはプロジェクトや組織の単位での振り返りですよね。
PDCAノートは個人単位で使うことが想定されていて、「デイリー」のPDCAノートの作成が1番の基本になっています。なので、PDCAノートを使って毎日PDCAをまわすのがおすすめされています。
2、A4サイズ以上の方眼ノートがオススメ
「ノートのサイズは思考のサイズそのもの」だそうです。
それは私も聞いたことがありました。ですのでPDCAノートはやや大きめのサイズを使うのが良いそうです。また、思考のフレームを作りやすいので、方眼ノートを使うのがさらにおすすめとのことです。
3、突発の仕事に対応する
計画を立てても、計画通りに進まないことはありますよね。
その原因は1つは計画を立てたことを実践するのに想定以上の時間がかかってしまうこと。
そして、もっと多いのは「予定になかった突然の用事」をやってしまうことです。
予定にないことに対応するのはどうしても必要になってくるので、そこに対応する時間を午前と午後に1時間ずつくらいとっておくのが理想的です。
もしくは曜日単位で、月曜日や金曜日にはアポを入れずに未着手の案件に集中する日にするなど、突発の仕事に対応して計画通りに進む工夫を入れる必要があります。
【感想】
「フレームの活用」が本書の大きなテーマです。フレームというのは習慣に近いもので「これをしたら、次にこれをする」という流れに沿って無意識に自然に行動するパターンがフレームです。
PDCAノートを使うことを「フレーム」とすれば、PDCAを回せるようになりますよね。あとは、PDCAノートを書くことそのものをいかに習慣化していくか?が課題のような気がします。
これを習慣化することができたら、本当に劇的に成長できるだろうなと思うので、デイリーのPDCAノートを書くところから始めていきます。