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【要約・感想】行動最適化大全のまとめ

こんにちは。守屋 (@shinichiroweb)です。

樺沢紫苑さんの新刊「今日がもっと楽しくなる行動最適化大全」を読んだのでまとめ記事を書こうと思います。

精神科医でベストセラー作家でもある樺沢さんは私の師匠的存在でもある方だと感じていて、樺沢さんの過去の書籍はほとんど全部読んできました。

「行動最適化大全」は、その集大成になるとても分かりやすいものでした。

ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の1日」を作り出す。

という趣旨のもと、全8章、50項目、153個の行動最適化のノウハウが伝えられています。

まさに、このブログ「人生最適化ライフログ」で紹介するにふさわしい1冊です。

そこで、

・本全体を通じての要約と感想
・実際に書いてあるとおりにやってみた結果

をお伝えしていきます。

行動最適化大全を読んだほうがいい人

本書の対象となるのは

「仕事がうまくいかない」

「会社が楽しくない」

「人間関係で悩んでいる」

「疲れがたまっている」

「健康に不安がある」

「なにがしかの【悩み】がある」

のどれかに当てはまる人。

きっと、多くの人がどれかには当てはまるのではないでしょうか?

これまでの樺沢紫苑さんの著書と被る部分も多いのも事実。

というか、ほとんど過去の樺沢さんの著書の内容を再掲しているだけだと言っても過言ではありません。

ただし、その膨大な情報量を「いつ、行動するのか?」という時間で区切っているのが本書の新しいところなのです。

さらに、「具体的にすべき行動」をこれでもかというくらい詰め込んでいるのも特徴。

これまでの樺沢さんの書籍を読んだけど、全部実行できてないんだよな。

って方も、この本が初めての樺沢さんの本だという方も、どちらでも参考になるかと思います。

行動最適化大全の目次と概要

行動最適化大全の目次

第1部 イラストでわかる 最高の1日をつくる行動の最適化

第2部 最新科学・研究結果で説明する最高の1日をつくる行動の最適化

第1章 「朝」の最適化

第2章 「昼」の最適化

第3章 「夜」の最適化

第4章 「仕事」の最適化

第5章 「学習」の最適化

第6章 「コミュニケーション」の最適化

第7章 「健康」の最適化

第1部では日常生活で多くの人が悩んでいる約1万件の質問の中から50個のテーマを選んだものがシンプルにイラスト付きで紹介されています。

全体像がぱっと入ってくるのでわかりやすいです。

第2部では最適化したいテーマに合わせて、それぞれの場面で何をすればいいかが詳しく示されていきます。

ほとんどは樺沢さんの過去の著書に書かれていたことではあるのですが、時間帯別、悩み別に「これだけやればいい」という人生をより良くするメソッドが紹介されているので非常にわかりやすいと言えます。

樺沢さんの著書は非常に分厚いものが多いので、何冊も読むのは大変です。

それが、1冊で全体像がわかってしまうのは非常に良いですね。

本の最初には目次が書かれていなくて、その代わりに各章の最初に目次があるというやや変わった形式になっています。

「行動最適化大全」を読んで行動したこと

私自身、樺沢さんの過去作品はほぼ全部読んできましたが、それでも全部を実践しきったわけではありません。

途中で辞めてしまって継続できないことも多かったです。

また、多数の著書があるので、それを復習していくのもとても追いつきません。

そんなわけで、本書で実践することをまとめつつ、もっと詳しく知りたいなと思ったらその項目に関連する過去作品を読んでいくのが良いかと思いました。

本書の末尾にも参考図書としてもっと詳しく学ぶには、何を読めばいいのかも書かれています。

まずは、本書を読んで3つの項目について、新しいことをはじめました。

①寝る前のルーティンを決める

まずは、寝る前のルーティンを決めることをやってみました。

寝る直前までパソコンやスマホをやっていることが多かったので、これは良くないだろうと思い改善に入りました。

本来は寝る2時間前以降はスマホやパソコンなどブルーライトは見ないほうが良いそうです。

そして、代わりに心や体を休ませて落ち着かせることが望ましいです。

とはいえ、なかなか現状それも難しいので、せめて寝る30分前以降はスマホやパソコンを閉じて別のことをするように意識してみました。

そして、代わりにやることにしたのが以下の3つ

1.ポジティブ日記

寝る前にブルーライトを見る代わりにやったことの1つはポジティブ日記。

その日にあった良かったことを3つ書くという日記です。これは「10年日記」のスマホアプリに書くようにします。

「スマホ使ってるじゃん!」

とツッコミが入るかもしれませんが、すぐに終わるのでこの作業をやって以降はスマホは見ないようにします(笑)

2.英語の勉強

寝る前は勉強したことが記憶に残りやすい「記憶のゴールデンタイム」です。

そこで、英語の勉強を再開することにしました。欲張りすぎずに少しずつやっていくのがコツだそうです。

短い英文を1つか2つ読んで、わからない単語を記憶。さらに前日の勉強内容をざっと復習するということを15分程度やるようにしてみました。

3.読書

もう1つの習慣は読書をすること。覚える必要があるノウハウ系の書籍を中心に新しい積ん読している本を読むようにしました。

読めていなかった本が消化できるので、とても良い習慣だなと感じます。ただし、寝る前は眠くなってしまうので集中力を要する難しい本だと理解が追いつかないかも。

本格的に必要だなと感じた本は日中に改めて読み直すようにしたほうが良さそうです。

このルーティン変更を行ったことで、朝起きるのがだいぶ楽になった気がします。

②水分補給の見直し

2つ目に見直すようにした習慣は水分補給を意識すること。

人間に1日に必要な水分量は飲み物から1.5l、食事で1l、合計2.5lだそうです。

これを飲めていない人は意外に多いのではないでしょうか?

樺沢さんは1lのペットボトルに朝、水を入れてそれを1日かけて飲むことにしているとのこと。

私も以前は意識して水分補給をしていたのですが、最近それをしなくなっていたので、改めて再開。

1日に500mlのペットボトル2本分の水を飲みきることを目標にこまめに水分補給をはじめました。

そして、朝起きたときには白湯を飲んで水分補給をするようにしました。これまでは冷たい水を飲んでいたのですが、体を冷やすのは朝晩は特に良くないそうです。

なので、白湯に変えました。

その結果、おなかの調子がだいぶ良くなった気がします。

③朝の健康状態のチェック

3つ目に始めた習慣が朝の健康状態のチェック。

「ぐっすり眠れたか?」

「身体はスッキリしているか?」

「身体にだるさはないか?」

「疲れは残っていないか?」

「身体に痛みはないか?」

「『今日も1日頑張ろう』と意欲に満ちているか?

それぞれの感覚をトータルで100点満点で自己評価して記録します。

この記録もスマホアプリ「10年日記」に記載をします。

記録に残したら、そのあとの改善もしやすくなりますよね。

また、今の体調が良いのか?悪いのかを客観的に見ることができます。

記録をとりはじめた当初は50点〜70点くらいの自己評価だった日が多かったです。

これはまずいぞと思い、意識して習慣を変えたことで今は80点くらいの自己評価の日が増えています。

1年かけて行動最適化に取り組んでみる

やることが膨大に書かれている「行動最適化大全」ですので、

「こんなにたくさんやりきれない!」

と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

一気に全部やらなくても大丈夫です。

今、悩んでいるところ、気になるところ、できそうなところ・・・

その中から3つ選んで、1週間そのことを行動してみる。

それが本書の中で推奨されていた使い方です。

実際、私も3つだけ取り組んだだけでも、小さな変化をいくつも感じています。

最初から全部読む必要すらありません。

1週間やってみたら、その次の1週間はまた別の項目を3つやってみる。

そうして、毎週取り組んでいくと1年後には本書の153個の行動最適化ノウハウにすべて取り組むことが理論上はできます。

本書の内容を1年かけて、全部取り組むことができたら、まさに人生の質がまったく変わったものになるはずです。

体調は絶好調に、仕事やコミュニケーションの悩みは解消、圧倒的な自己成長、幸福感の増加・・・

といったことが実現できることでしょう。

そんな凄い1冊になっていますので、自分の人生をより良いものにしたい。

そう感じる方は手にとって、そして実際に行動して最初の一歩を踏み出すところから始めてみてください。

まずは、本を手に取るところから始めましょう。


樺沢さんが過去に出版した書籍の記事もいくつか書いています。今回の記事と合わせてお読みください。

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