読書

レバレッジ時間術 本田直之著【感想】

レバレッジ・シンキングとも重複する内容もあるが、こちらが先に出た本。

先にレバレッジ・シンキングを読んだので、結構同じことが書いてあったなという印象。

・時間の天引き(インプットの時間は固定しておく)

・時間の家計簿(インプット、アウトプット、生活、プライベート)を1ヶ月つける

・成果を数値化して時間の「厚み」を分析

・タスクリスト、備忘リスト、チェックリストを活用する

・昼寝は15分、椅子に座ったまま15分ほど目をつぶる、事前にコーヒーを飲んでおくとなおよい

などなどが使えそう。

 

「時間の天引き」は朝晩の読書時間を作ることなど、すでに天引きしているインプットはあったけど、アウトプットの時間など一定のルーチン的な決まった作業が必要なのであれば、あらかじめ時間割を組んでおいたほうが迷わずに済む。

 

もちろん、時間割でガチガチにかためてしまったら、自由度がなくなり緊急の案件への対応が難しくなってしまうけど、「重要だけど緊急ではないこと」は、ついつい後回しになってしまう傾向があるので、その時間だけでも天引きして、必ずやるようにすることが大切。

 

時間の家計簿については、togglのアプリができたことで、だいぶつけやすくなったように感じるが、あまり厳密に測定しようとすると、やはり測定忘れが出きてしまってうまくいかない。

 

まずは「インプット時間だけ測定する」など、小さな一歩から測定を開始することをおすすめします。時間の家計簿をつけ改善していくことそのものを習慣化のプロジェクトとして1ヶ月かけて取り組む価値もありそうです。

 

「タスクリスト」「備忘リスト」「チェックリスト」の3つのリストが登場します。「タスクリスト」はいわゆるtodoリストのようなものですが、レバレッジ時間術ではtodoリストは作りません。タスクリストに書かれたことはすべて重要なので、全部やるという考え方です。

 

「電球を買ってくる」といった細かい用事については「備忘リスト」にまとめておきます。

 

また、出かける前に持っていく物リストのようなチェックリストを各作業ごとに用意しておくことで、考えなくても自然と行動ができる仕組みを推奨しています。

 

出かける前に持っていく物のリストは私も作ってみたら、とてもストレスが減って忘れ物もしなくなったので、おすすめです。

 

昼寝に関しては、ついつい寝すぎてしまうので、椅子に座って15分目をつぶるというのも、ちょっと物足りない気がするものの、やってみる価値がありそうです。

 

何よりも大切な時間の使い方の効率化のために役立つアイデア満載の1冊。

 

とはいえ、今から読むのであれば先に「レバレッジ・シンキング」を読んで、興味を持ったらこちらも読んだ方がいいかもしれません。

 

「レバレッジ・シンキング」はレバレッジシリーズの各理論を統合したもので、これ1冊でかなりの本田直之さんのレバレッジシリーズの内容を学べるので、それで十分な人も多いと思います。

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