「ねえねえ、自転車保険に加入することが義務化されたって知ってる?」
妻からそんな質問をされた。
「そうだったの?」
と思い、調べてみた。
子供はもうすぐ小学校に入学する。自転車にも乗れるようになったので、今後乗っていく機会も増えるだろう。
「やっぱり、自転車保険は入っておいたほうが良さそうだな」
と感じ、どうせ入るなら一番お得な自電車保険を選んでみようと思いリサーチした結果をシェアしてみます。
「自転車保険に入ったほうがいいかな?どうしようかな?」
と迷っている方の参考になれば幸いです。
目次
なぜ、自転車保険に入らないといけないの?保険って不要なんじゃない?
そもそも、地域によっては条例で自転車保険への加入は義務化されています。
国土交通省の資料によると東京や神奈川を始めとした、多くの地域で自転車保険には入る条例によって推奨もしくは義務化されています。
つまり、義務化されている地域で自転車に乗るなら保険に入っていないのは条例違反になる場合があるのです。
条例違反になったからといって罰則等はないようですが、
「自転車保険に入っていないなら通勤・通学に自転車を使うことが認められない」
という可能性は出てくるかもしれません。
節約について調べると、保険は基本的に削るべきもので、ほとんどの場合は不要であるという情報をよく見かけます。
たしかに、ほとんどの保険が不要というのは私も同感です。
しかし、保険の中でも対人・対物に対する損害賠償が発生するリスクは考えておいたほうがいいんです。
例えば、自転車に乗っていた小学生が60代の女性とぶつかったことで、意識不明の重体にさせてしまった事故が実際にありました。
そのときには、約9000万円の損害賠償が課されました。
正直、自分が事故で怪我をしたことによる損害の金額というのは、微々たるものなんです。
自転車が壊れたところで、かかる金額はたかがしれています。
しっかりと貯金をしておけば、ほとんどの場合対応できます。
一方で、他人に怪我をさせることによる損害賠償金額が多額になるケースはいくつも発生しています。
保険をかけていないと、一発で人生を棒にふるレベルの支払いが発生する可能性があります。
もちろん、そんな事故はほとんど起こることはないでしょう。
ですが、起こってしまったときに多額の損失を被ることを考えるなら、多少の保険で備えておけるのであれば、やっておく価値があるといえるのではないでしょうか?
だからこそ、多くの地域の条例で自転車保険への加入が義務化されているのです。不幸にも多額の損害賠償を課されたことで人生が壊れないためにです。
では、どのような基準で自転車保険を選べばいいでしょうか?
自転車保険を選ぶ3つのポイント
自分なりに調べてみると、自動車保険を選ぶにあたって3つの重要なポイントがありました。
以下の3つです。
①個人賠償責任補償が1億円以上
個人賠償責任補償というのは、つまり損害賠償を課された金額を保険で負担できるということです。
自転車の事故で怖いのは事故ではなく、相手を怪我させたり、器物を破損することによる損害賠償であることを先ほどお伝えしました。
1億円近い損害賠償が発生するケースは何例もあります。ですので、最低でも個人賠償責任補償が1億円以上あることが望ましいと考えられます。
可能であれば、補償金額は多ければ多いほどいいですね。無制限の補償金額が理想です。
②示談交渉サービスがある
続いて、2つ目のポイントは示談交渉サービスがある点です。
事故を起こした場合、その後の損害賠償のやり取りを遺族の方とする必要が出てきます。
事故を起こしてしまいお互いパニックになったり、意気消沈している可能性が高い中で交渉を進めていくことができるでしょうか?
正直、あまりやりたくありませんよね。
多くの自転車保険には、そうした相手との示談交渉を代行してやってもらえるサービスがついています。
この示談交渉サービスがついているものを選ぶことが大切です。
③金額が安い
最後に大切なのが保険の値段です。
充実した内容の保険であってはほしいものの、なるべくお安い価格で済ませたいのも事実。
必要な補償が得られるのであれば、金額は安いに越したことはありません。
なるべく安い価格で利用でき、かつ必要な補償は十分に網羅している。そんな自転車保険はどれだろうと思いリサーチしてみました。
お得な自転車保険ベスト3
では、いよいよ調べてみた結果、お得だと感じた自転車保険ベスト3を発表します!
第1位 ローソンの自転車保険
1位は個人的にかなり意外だったのですがローソンの自転車保険です。
特に家族全員が加入できる保険が4000円代でとても安いです。
また、補償金額は無制限ということで、前例がないような大きな金額の損害賠償が発生しても十分に対応できるのは心強いです。
家族で加入するには、これが一番良いのではないかと感じたので、検討した結果我が家ではこのローソンの自転車保険に加入することにしました。
第2位 楽天銀行の少額あんしん保険 自転車プラン
こちらも魅力的だなと感じたのが楽天銀行で扱っている自転車保険です。
こちらは、個人での加入であれば、ローソンの自転車保険以上にお安い金額です。
補償金額は1億円が条件ということですが、1億円を超える損害賠償になる可能性は極めて低いと思われます。
この保険の良いところは、楽天ポイントによる支払いが可能という点です。
楽天ユーザーの方には嬉しいところですね。
自転車に乗るのが家族で一人だけで、なるべく安くしたいということであれば検討の余地があります。
第3位 サイクル安心保険
1位、2位の保険は70歳までの人しか加入できない保険でした。
もし、ご家族に高齢者の方がいて、自転車に乗る場合は、「サイクル安心保険」がおすすめです。
なんと、年齢制限なしという自転車保険なので、高齢者の方でも加入することができます。
【結論】自転車保険には入っておきましょう!
自転車に乗る機会が多いなら、自転車保険には入っておきましょう。
特に、子供が自転車に乗る場合は必須です。
もちろん、事故を起こして損害賠償をする可能性は決して高くはないでしょう。
しかし、確率は低くても起きてしまったら大変なことです。
個人的なおすすめはローソンの自転車保険です。