ベストセラー書籍『アウトプット大全』などの著者である精神科医・樺沢紫苑さんの新刊『ブレインメンタル強化大全』の出版記念講演会に行ってきました。
収容人数約1100人のよみうりホールで行われましたが、コロナの影響もあってか参加人数は300名あまりだったそうで。
とはいえ300名規模のイベントへの参加は今年1月以来、久しぶりでした。
会場に入ったら樺沢紫苑さんの等身大パネルがお出迎え。
ご本人とはお話できなかったので、パネルと2ショットをとりました。
記憶の新しいうちに、このイベントを通じて感じた気づきをまとめてアウトプットしておこうと思います。
目次
人生の転機はあるものだ
講演会の話の中で印象に残ったのが、
「なぜ、樺沢さんが健康について興味を持ったのか?」
というモチベーションの話。
そこには2度の転機があったそうです。
1つは20代の頃に激務で突発性難聴になり、こんなにも簡単に健康な生活は失われてしまうんだという気づき。
もう1つは、40歳前後でアメリカに留学して自殺予防の研究をしていたときの話。
毎日研究室で実験をしていたが、「この研究がいったいどれだけ自殺予防の役に立つのだろうか?」と疑問を感じていたそうです。
だからこそ、今の樺沢さんの情報発信者として、あるいは講師としての姿がある。
決定的瞬間に強烈なインパクトを受けたからこそ、人生の軸が決まったんだろうなと感じました。
私も大学4年から大学院の1年生にかけて研究室に所属して、「この延長線上に自分のやりたいことはないな」と感じたことを思い出しました。
思えばそれが1度目の転機となり、大学院を中退してインターネットビジネスで独立するという行動をとるにいたりました。
私もアラフォーに差し掛かり、そろそろ2度目の転機が訪れているのかもしれません。
病気を防ぐことと、絶好調を維持することの違い
健康に関する情報はいろいろなものが出ているので、何が正解なのかが実にわかりにくいです。
そんな中で、健康についての議論で現時点における【正解】を出してしまおうというのが、書籍『ブレインメンタル強化大全』の大きな特徴です。
特に、
・睡眠は何時間がいいか?
・運動はどのくらいすればいいか?
この2点についての最新の研究に基づいた【答え】を知ることができたのは大きな発見でした。
実は答えは2つあったのです。
1つは【病気を防いで健康を維持するため】に必要なレベル。
これは睡眠であれば1日6時間以上、運動ではれば週150分以上の早歩きレベルの運動を行うこと。
これが【病気を防いで健康を維持するため】に必要な睡眠と運動の量なのだそうです。
1週間に150分の運動というのは1日20分程度の運動です。
通勤や通学のときに早歩きすれば、多くの人は達成できそうな数字です。
6時間くらいの睡眠も、無理なくとれてる人が多そうな気がします。
しかし、実はさらに上のレベルがありました。
それが【絶好調を維持するため】に必要な睡眠と運動の量です。
睡眠は7〜8時間、運動は中強度以上の運動を45分〜60分程度、週2、3回行うこと。しかも、有酸素運動と筋トレを両方やること。
これが、【絶好調を維持するため】に必要な睡眠と運動の量なのだそうです。
この基準をクリアしている人は、かなり少なそうな気がします。
私自身、移動や息子を保育園に送り迎えすることで週150分程度の運動は確保できていそうです。
一方でプラスアルファの【中強度以上の運動を45分〜60分程度、週2、3回行うこと】はできていませんでした。
睡眠時間も6〜7時間は確保していると思いますが、7〜8時間という意味では1時間くらい絶好調を維持する睡眠時間には足りないかもしれません。
まずは最低限【健康を維持するため】の量を確保し、余裕のある人、もっとパフォーマンスを追求したい人は【絶好調を維持するため】の量の確保を目指すのが良さそうです。
「ストレスフリー超大全」の物足りなさの理由がわかった
樺沢さんの前作「ストレスフリー超大全」を読んだとき、私はちょっと物足りなさを感じました。
良いことが書いてあるけど、「もうちょっと高いレベルを目指したいなぁ」と今一つモチベーションが上がらなかったのです。
その理由が今回の講演会に参加してわかりました。
「ストレスフリー超大全」は「悩みのある状態」「ストレスのたまっている状態」を解消して、健康の状態をキープすることが主な目的なのだそうです。
一方で、「メンタルブレイン強化超大全」はその1ランク上のレベル。
【健康的な状態をキープしつつ、さらに上の絶好調な状態を目指す】
ものです。
私が目指していたのは、こっちだったんだとわかりました。
『ブレインメンタル強化大全』出版記念講演会に参加して決めたこと
今回『ブレインメンタル強化大全』出版記念講演会に参加したことで私がやろうと決めたことは以下の4点です。
1.運動する時間をスケジュールに入れる
健康を維持するための運動量は、息子を保育園に送り迎えして、仕事のためにカフェ・コワーキングスペース・打ち合わせ先などに移動をする時間を早歩きすれば確保できそうです。
一方で、週2、3回の中強度以上の運動というのは、できていませんでした。
この運動をする時間を週2回以上、作っていきたいと思います。
2.寝る前にスマホをする時間の削減
寝る前のスマホをすることで睡眠の質が下がります。
夜にスマホを結構、使ってしまっていたので、この夜のスマホは辞めるようにします。
といっても、できない方が多数だそうですし私も難しそうです。
せめて、「寝る前のスマホは5分だけにする」ようにして、今よりも少しでも寝る前のスマホの時間を減らすところから始めたいと思います。
3.朝散歩をする
「ストレスフリー超大全」を読んでから、まずは朝起きてベランダに出て日光を浴びるようにしていました。
それでも、何もしないよりははるかに良いと思いますが、やはり「朝散歩」を取り入れることは体調を絶好調に持っていくためにはとても有効な可能性が高いと感じました。
朝15分、散歩をする時間を作って実践したいと思います。
4.午前中3時間、運動したあとの3時間をコアな仕事時間とする
樺沢さんの仕事のスタイルとして午前中に3時間執筆、そのあとお昼に運動をしてさらに3時間執筆。
この6時間が集中力を高めて運動できる、絶好調な状態で活動できる時間になっているようでした。
絶好調な状態で活動できる6時間を毎日作ることができたら、凄いことになりそうだなと感じます。
私も当面の目標を、「毎日6時間絶好調で活動できる時間を作る」ことにしたいと思います。
ブレインメンタル強化大全が翌日には到着!
今回のイベント、動画参加と会場参加の選択ができました。
せっかくなので会場参加しようと思ったのですが、当日になって動画参加で申し込んでいたことが発覚!
事務局の方にはお手数をかけてしまいましたが、当日に会場参加に変更していただきました。
結果として、会場参加して大規模イベントの雰囲気を味わいながら勉強できたことが良い刺激になりました。
そして、講演会翌日の朝には講演会の特典になっていた「ブレインメンタル強化大全」の書籍とエコバックが自宅に到着!
講演会で書籍の内容の全体像はつかめたので、これから書籍を読んでさらに具体的な学びを深めていきたいと思います。
樺沢さん、スタッフの皆さま!
素晴らしいイベントをありがとうございました!
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