私が働いている会社では、毎週月曜日の朝にリモートで朝礼があります。
朝礼では当番制で「深いい話」ということで、仕事やリーダーシップにまつわるスピーチをしていきます。
また、当番ではない人も「はっとした話」として一言ちょっとしたスピーチをします。
こういった朝礼がある会社は多いと思いますが、
「朝礼のネタが思いつかなくて困った!」
「こんな話、しても大丈夫なのかな?」
「そもそも朝礼のスピーチとかやる意味なくない?」
など、感じる方もいらっしゃるかと思います。
私自身も、毎週悩みながら朝礼のスピーチに望んでいました。
そこで、自分の思考をまとめつつ最適な朝礼スピーチのあり方について考えてみました。
あなたの朝礼のネタに役立つようでしたら、使ってみてください。
目次
朝礼スピーチって必要?意味あるの?
その必要性に疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
私も、面倒だなぁと思いつつ、それなりにメリットもあるとは思っています。
それが以下の4点。
①話す練習
まず、人前で話をする練習になります。
営業の人などは人前で話すのは日常的なことだと思いますが、どんな仕事をしていても自分の意見や考えを人に伝えるのは大切なことです。
そのための練習には良い機会ではないでしょうか?
②アウトプット前提のインプット
私達は日々いろんな情報を取り入れます。
ですが、取り入れた情報の多くは忘れてしまいます。
しかし、その情報はアウトプットをすることで記憶に残りやすくなります。
だからアウトプットをするという目的意識を作って情報を得ていくことが大切なのです。
「朝礼で話をするためにネタを集めよう」という意識で生活をするのと、何も考えずに生活するのとでは記憶に残る情報が違ってくる可能性があります。
③自分を知ってもらう、相手を知る
個人的にはこれが一番大きいのかなと思うのが、自分を知ってもらい同僚や職場の人のことを知る機会になるということです。
意外と、同僚のプライベートのことを知らない人も多いと思います。
特にリモートワークになると、雑談をすることすらままなりません。
お互いのことを理解していると、仕事を頼みやすかったり、信頼関係を構築するのが簡単になります。
仕事がやりやすくなるのです。
そんな、コミュニケーションの機会として朝礼でのスピーチは一つの助けにはなるのではないでしょうか?
④同僚をインスパイアする
これはちょっと上級編ではありますが、朝礼でのスピーチは同僚を勇気づけて、モチベーションを上げる機会になる可能性があります。
社長さんが話をする場合などは、まさにこれが目的な場合もあるのではないでしょうか?
その意識に社員がついていけない場合もありそうですが、朝礼のスピーチでそんな人の心を動かす話ができたらちょっとかっこいいと思いませんか?
そんなわけで、朝礼にも目的があり、その目的を達成できるネタを選んでいくのた大切だと思われます。
朝礼スピーチでやってはいけないこと
朝礼のネタに入る前に、朝礼スピーチでやってはいけないこと。
やらなくてもいいことを3点をまとめてみたいと思います。
①完璧主義になって悩む
朝礼スピーチは嫌だなぁと憂鬱に感じる人は多いような気がします。
私も、正直そう思うことはあります。話をするのが苦手な人は特にそう感じるかもしれませんね。
でも、考えてみてください。朝礼のスピーチにそこまですごい話を求めてませんよね。
「早く終わらないかなぁ」くらいの気持ちで聞いてる人も多いかもしれません。
完璧主義になって悩むのはバカバカしいですので、気楽な気持ちで望んでいきましょう。
②朝礼ネタをテンプレ通りに話す
「朝礼 ネタ」などでネットで検索すると、いろんな朝礼のネタの事例が見つかります。
中には例文として、こういうふうに話をしたらいいですよって示されてる場合もあります。
でも、そうしてテンプレ通りにしゃべることって、ちょっと勿体ないと思うのです。
先程もお伝えしたとおり、朝礼の目的を達成するためには、自分のことを知ってもらい、できれば聞いた人に「なるほど」と思ってもらえると嬉しいですよね。
ですので、テンプレ通りに無難にしゃべるよりも、多少うまく話せなくても自分の体験談や自分の意見など、あなたにしか話せないことを話すのがおすすめです。
そうすることで、自分の価値観や近況がまわりに伝わると、その後の仕事もしやすくなる可能性があります。
③宗教、政治、思想など論争になる可能性のある話題
避けたほうがいいネタもあります。これは朝礼スピーチに限ったことではありませんが、「宗教」「政治」「思想」といった人によって意見が食い違ったり、論争になる可能性のある話題です。
個々人がどう思うかは自由ですが、自分と異なる意見を持つ人がいると賛同できない話題ってあると思います。
そうした、論争になるような話題はなるべく避けましょう。
仕事に役立つ朝礼ネタは「仕事のヒント」がおすすめ
そう思った社長さん、管理職の方、意識の高い会社員の方におすすめなのが、神田昌典さんの著書「仕事のヒント」です。
本書は多くの経営者やコンサルタントに絶大な影響を与えた神田昌典さんが自身の経営やコンサルティングの経験を150のテーマにまとめた1冊です。
朝礼に使えるネタがたくさん書かれているので、仕事にまつわる雑談をする際にはとても役立ちます。
ただし、一つ一つのテーマはとても短くまとまっています。そのまま朝礼で話したら、すぐに終わってしまうし、あまり使えるものにはなりません。
実際に、そこに書かれていることを試してみてどうなったか?
あるいは、その事例を使って実際にうまくいっている他社の事例はあるか?
といった、自分なりの体験談や解釈をもとに話をすると、面白いし役立つ話に昇華させることができます。
仕事に役立つ朝礼ネタを探すの神田昌典さんの「仕事のヒント」はおおいに参考になります。
その他使えそうな朝礼ネタ7選
それ以外にも、朝礼に使えそうなネタはいろいろあります。
以下、ネタとして使えそうな7つの話題をまとめてみました。
①ニュース・時事ネタ
テレビや新聞、ネットなどで仕入れたニュースや時事ネタを冒頭に入れると、スムーズに話し始めることができそうですね。
ただし、「こんなことがありました」で、終わってしまっては勿体ないです。
「そこで、自分はこう思った」「そのエピソードをこんなふうに仕事に活かせそうだと思った」といった、自分なりの解釈を入れることでオリジナリティが出てきます。
②買ってよかったもの
お役立ちネタかつ、自分の人柄を伝えるネタとして「買ってよかったもの」なんていかがでしょうか?
ブロガーやYouTuberの人のコンテンツとしては鉄板とも言えるこのネタ。買ってよかったものがある人にとっては話しやすいし感謝される可能性もある話題です。
③育児や家族ネタ
これは、雑談としては鉄板ネタですね。
同じような家族構成の人には共感してもらいやすいネタだと言えます。
④自分の近況
自分の近況を伝えて、まわりの人と打ち解けるのには最適なネタです。
「休み中にこんなところに行ってきました」といった話題だと話しやすそうですね。
⑤趣味のエピソード
近況に近い内容かもしれませんが、自分の趣味に関するエピソードもネタになります。
自分のことを知ってもらうのに、趣味の話をするのは最適です。
自分の価値観が伝わる話題ですし、同じ趣味を持つ人がいればもっと仲良くなれるかもしれませんね。
⑥通勤中に感じたこと
どうしても思いつかない場合、通勤中に感じたことや、起こった出来事があればそれもネタになります。
そんなに面白い話ができる可能性は低いかもしれませんが、無難にまとめることはできるかと思います。
⑦読んだ本の感想
私がよく使っていたネタがこれ。読んだ本の中から気づきをシェアするというものです。
先程紹介した「仕事のヒント」は、朝礼に使えそうなネタがたくさんありますが、ほかにも良い本はたくさんあります。
ご自身で興味を持てる本があれば、その本をネタに話をすることはできることでしょう。
本が苦手な方はテレビや映画やYouTubeなど、ご自身がインプットできる情報であれば、なんでもネタにしていくことができます。
自分の体験談に絡めて仕入れた朝礼ネタを使おう
朝礼ネタに使えそうなアイデアは得られましたか?
いろんなネタがあると思いますが、朝礼でスピーチをする理由に今一度立ち返ってみましょう。
自分のことを同僚に知ってもらう。そして、可能ならほかのメンバーの仕事に役立てたり、勇気づけになるような刺激を与えること。
これが、朝礼の目的だと私は考えます。だからこそ、テンプレ通りの無難なネタで終わらせずに、自分の体験談を絡めたオリジナリティのあるスピーチをこれからもしていきたいと思います。
とはいえ、朝一番から朝礼の話に期待している人も少ないことでしょう(笑)
無事に話を終えることができたのなら、それでまったく問題ありません。
みんな、あなたが思うほど、あなたのことは気にしていないものです。
気楽な気持ちで朝礼にのぞみ、少しでも仕事を楽しめるようなきっかけを朝礼を通じてあなたが作っていただけたのなら、この記事を書いた甲斐があります。
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