読書

スタンフォード式最高の睡眠 西野精治著【感想】

睡眠について科学的に語った1冊。

スタンフォード大学で30年近く睡眠について研究した成果から、最高の睡眠をとって日中のパフォーマンスを最大化することを目的に書かれたと、まえがきにあります。

 

たとえば、『「90分の倍数」の睡眠時間をとると良い』など睡眠に関して効果的だと言われていることはたくさんありますが、それが本当なのか間違っているのか?最新のデータをもとに検証した結果が示されています。

 

いくつかの印象に残った点を挙げてみます。

 

1、最初の90分を深く眠る

睡眠の中でも特に重要なのが最初の90分。

この90分間の質が良ければ、その後の睡眠の質も良くなる傾向にあるそうです。

とはいえ、普通の人は6時間以上は睡眠時間を確保することが望ましく、短時間睡眠でも大丈夫なのは一部のショートスリーパーの遺伝子を持った人に限られるとのこと。

 

2、足湯

眠る90分前に入浴を済ませると、体温調整の関係からちょうど眠る時間に適した体温にコンディショニングができる。さらに即効性のあるのが足湯で、足の血行を良くすることで、熱放散を活発にして入浴に適した体温になるそうです。

3、よく眠れるようにする脳のスイッチ

寝る前は極力何も考えずに、頭を使わずにリラックスして楽しめることをするのがベター。スマホやパソコンは操作をすることで頭を使うので、あまりよくないそうです。

睡眠アプリを使って3日目ですが、数字上は良い睡眠がとれてはいるのですが、中途覚醒をしたり最初の90分の眠りが浅かったりと、なかなか理想的な睡眠にはなっていないなと感じます。

 

その理由として、「飲酒」「運動不足」「寝る前のパソコン」「仮眠の時間が長いor遅い」などが考えられそうです。特に寝る前のパソコンの操作は、やりたいことをやるためにはせざるを得ない状況にはなっているのですが、そこをなんとか変えていかないと、良い眠りにしずらいと感じます。

 

良い睡眠をとることで、パフォーマンスを上げることができたら、夜にパソコンをする時間を減らしても、昼間の効率が上がってより多くのことができるようになるかもしれません。

 

そういう意味での生活改善は本当にやっていきたいです。