とあるメルマガを読んでいたら推薦されていた本書『自分を変える習慣力』(三浦将 著 クロスメディア・パブリッシング)
結構売れているらしい。なるほど、本屋さんに行ったら平積みされていた。10万部だか15万部だかと突破しているらしい。
ビジネス書としてはベストセラーと言って良いでしょう。
習慣化の本のベストセラーとしては、古川武士さんの『30日で人生を変える「続ける」習慣』がかなり売れていると思います。
古川さんの本はそれ以外にも、最近では『「早起き」の技術』なども増刷を重ねていて、習慣化本の著者としては一定の地位を築かれていると思います。
そんな中、新たに習慣化の本を出して10万部以上のベストセラーを出せるというのが、個人的には凄く驚きでした。このコンセプトで売れるんだという。もっとも、需要があるからこそベストセラーになるわけで、似た本でもっと良い本が出れば同じようにベストセラーになるのも当然かもしれません。
ましてや、習慣化というのは挫折する人が多い分野です。ダイエットにせよ、インターネットビジネスにせよ、投資にせよ、挫折や失敗をする人が多いジャンルの本はそれだけ求める人が多いというものでしょう。
ちょっと長い前置きとなりましたが、読んでみた限りでは習慣化のメソッドとしては古川武士さんの習慣化本の方がかなり優れているなという印象です。
自分を変える習慣力のAmazonレビューでも、書いていることは間違っていないと思うけど根拠が薄い。などの指摘もちらほら(笑)
なるほど、どこかで聞いたことがあるノウハウも多かったです。
とはいえ、これはいいなと思えるノウハウもありました。それだけでも良かったと思います。
古川さんの本になくて、本書にある方法としては、習慣化する習慣を絞りこむというアプローチです。これは、かなり丁寧に書かれていて分かりやすかったです。自分の中のwhyを明確にするということですね。
また、おすすめの習慣にかなりページ数を割いていて、ページの水増しじゃないかと思う方もいるかもしれませんが私には役立ちました(笑)
読書の断捨離習慣として、良い本を何度も読むことを習慣化することを薦めていましたが、これは本当にそう思いますし、改めてやっていきたいと思いました。あと、料理をする習慣を身につけることが死亡率低下につながるというデータも面白いです。
・本当にしたいことを絞りこむこと
・読書の断捨離
・料理
は、ぜひやっていこうと思えた1冊でした。