小宮一慶さんの講演を聞く機会が昨年あり、この人は面白い人だなと思って最初に買ったのがこの本。その後、小宮さんはたくさんの著書を書かれていますが、片っ端から買っていって去年はかなりハマりました。ただ、アウトプットを全然していなかったため、せっかくの学びを吸収できていませんでした。これから小宮さんの本を読んだ学びをアウトプットしています。
ビジネスマンのための最新「数字力」養成講座は、さまざまな一般公開されている数字を見ることで、世の中の動きや出来事の裏側を読み取って行く手法を学べます。とても興味深い1冊でした。一度読んだけだと、読み物としては面白く読めるのですが、数字について深く理解していくとなると、あまり数字を使って考える癖がついていない私にとっては理解が難しいと感じてしまいました。何度か読み返しつつ、日頃から数字に注目して生活をしていくことで、数字力を磨いていく必要があると感じました。
【本書を読んでの学び】
1、基本的な数字を覚えておく
「日本の人口」「日本の労働力人口」「日本の名目GDP」「訪日観光客数」といった基本的な数字を覚えておくことで、ニュースや今、起きていることを深読みするヒントになる。
単に暗記するというよりも、数字を知ろうという関心を持つことが大切。数字から関連付けて物事を考えることができるのが「数字力」である。日々、新聞やテレビ、ネットの情報に触れたときに数字を見て、確認する習慣をつけることで数字力が身についていく。
2、月曜日の日経新聞の「景気指標」欄に毎週目を通す
景気指標から日本経済のほとんどのことが分かるとのこと。
この本を読むまで、月曜日の日経新聞にそんな指標が掲載されていることすら知りませんでした。
実際、景気指標を読んでみても、どう読み込むのか全然分からないのですが、小宮一慶さんの「日経新聞の数字がわかる本」などを見ながら読んでいくと、少しずつ理解を深められそうです。
3、決まった日に数字をチェックする
具体的には1月1日に昨年生まれた子供の数
成人の日には新成人の数などが発表されるので、それらをチェックする。
あるいはGDPの発表日だったり、上場企業で四半期に一度公開される財務諸表を分析する。
ビジネスマンのための最新「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書)