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カンフー・パンダ2

カンフー・パンダに続いて、カンフー・パンダ2もAmazonビデオで見たみた。
Amazonビデオ凄い!こんなに名作の映画が見られるなんてって感じです。
 カンフー・パンダ2
 
さて、このカンフー・パンダ2も、カンフー・パンダに続いて、とても深い話です。
主人公のパンダ・ポーの出生の秘密に迫ります。
 
このあと、ネタバレも多く含みますので、これから見ようって方は、念のため見終わってから先を読んだほうがいいかもしれません。
 
さて、前作が終わってからポーは龍の戦士として村の英雄的存在になり、仲間と共に楽しくカンフーの修行をしていました。
 
そんな中、師匠に呼ばれて、「内なる平和」なる技の存在を知らされます。
ポーはもう十分平和だし、「内なる平和」なんてよくわからないよって感じですが、そのまま物語は進みます。
 
1作目のカンフー・パンダのときに鍛えたポーは今作はめちゃくちゃ強い。
かっこいいカンフーのシーンでバリバリ相手を倒すのですが・・・
 
あと一歩のところで、過去のトラウマを思い出して相手を取り逃がしてしまうことが多々あったのです。
 
それは、ポーが自分の過去にとらわれていたことが原因でした。
過去へのとらわれから自由になり「内なる平和」を身につけて真の強さを手に入れるまでに過程がカンフー・パンダ2のみどころと言って良いでしょう。
 
そんなカンフー・パンダ2には前作以上に心理学や自己啓発的な教えが入っています。
気になったところを2点挙げてみます。
 
1、過去のことは関係ない、今から何をするか?
今作でポーは赤ちゃんの頃に両親と生き別れ、鳥の父親に拾われて育てられるという波乱万丈な生い立ちだったことが明らかになります。
 
両親と生き別れたことは悲しいことですが、それがなんだと言うんだ。
とばかりに、過去を受け入れたのちに手放したことで、ポーは「内なる平和」を手に入れました。 
 
たしかにひどい過去はあったかもしれない。
でも、そのことが未来に影響を与えているわけではない。
 
過去は変えられないけど、今から何をするのかは選ぶことができる。
その選ぶことができることを何でも選んでいいんだよ。
 
そんなことを、この映画から感じました。
これはアドラー心理学でも似たような立場で物事を考えますね。
 
非常に深いテーマをアニメの中で、
表現しようとしているなと感じました。

2、人を変えることはできないが、相手を信じて自分が変われば相手も変わるかもしれない

これは師匠とポーの会話の中での話。
もともと、前作のカンフー・パンダでは師匠はポーを育てる気が
まったくありませんでした。
 
しかし、あるきっかけからポーを本気で育てると決めました。
そして、ポーを変えようとするのではなく、師匠自身が変わることで、ポーにとって取り組みやすい練習メニューを考えて実行しました。
 
師匠自身が変わったことで、ポーもまた変わって、龍の戦士へと成長していきました。
 
「人は変えることができない。」ということを意識せず、相手を変えられないことが苦しくなってしまうと、それは非常に苦しい人生です。
 
相手を信じて、自分自身が望む方向に変わっていけば、それを見た相手もついてきてくれるかもしれないし、くれないかもしれません(笑)
 
「かもしれない」くらいの期待感で十分。相手への期待を手放すことも大切ですね。