読書

図解雑学 ユング心理学 ナツメ社

樺沢紫苑さんの本の中でユングの心理学の超入門書として推奨されていたナツメ社の「図解雑学 ユング心理学」を読んでみました。なるほど、確かにこれは分かりやすかった!全体的に浅い内容だなとは思うのですが(笑)それでも、ユングという人がどういうことを考えてきて、どんな人生だったのかという全体像はこの1冊で掴むことができます。

 

ユングの考え方は、本当に後世に多大な影響を与えているんだなと実感した1冊です。例えば・・・

・コンプレックス

・人間のタイプ分け(内向的、外向的など)

・ペルソナ

・原型論

・共時性、シンクロニシティ

 

など、これもユングが始まりだったんだと思える考え方が想像以上にたくさんありました。

 

【なぜ、ユングの心理学?】

なぜ、ユングの心理学の本を読んでみようかと思ったのかというと、私がソーシャルメディアマネージャーをしている(社)日本適性力学協会で扱っているウェルスダイナミクスという適性診断テスト。このテストはユングの心理学をベースに作られたものなのです。

 

特に、内向的・外向的と言ったタイプ分けのところが理論の中に組み込まれています。「図解雑学 ユングの心理学」の中では人間は8タイプに分けることができると言っています。

 

【ユングの心理学による8タイプの人間のタイプ分け】

・内向直感

・内向感覚

・内向思考

・内向感情

・外向直感

・外向感覚

・外向思考

・外向感情

この8タイプに分けられるとのこと。

内向⇔外向

直感⇔感覚(五感)

思考⇔感情

の対の関係となる特性を人は持ち、このうち特に優位な特性が出てくるとのこと。

内向外向は必ずどちらかに分かれ、直感、感覚、思考、感情のどれかが2番目に来ることで8タイプの分類ができます。

 

ウェルスダイナミクスでは内向と外向の二軸と直感と五感の二軸のバランスによってプロファイル(タイプ)を決めていきます。一方で上記の例をウェルスダイナミクスと当てはめると。

・外向思考・・・クリエイター

・外向直感・・・スター

・外向感情・・・サポーター

・外向感覚・・・ディールメーカー

・内向感情・・・トレーダー

・内向感覚・・・アキュムレーター

・内向思考・・・ロード

・内向直感・・・メカニック

と分けられる気がします。思考と感情についてはウェルスダイナミクスのタイプ分けでは触れていませんが、かなり重なる部分もあるような気がしました。興味深いです。